口腔外科専門医

口腔外科は、口の中の舌や歯ぐき、顎の骨、顔面などに生じる病気を扱います。具体的な病気としては、親知らずなどの萌えてこない歯(埋伏歯)や虫歯などで生じる顎や歯茎の炎症による病気、悪性腫瘍や前がん病変を含む口腔粘膜の病気、嚢胞(膿の袋)や歯の腫瘍などの顎の骨の中に発生する病気、顎変形や口唇裂口蓋裂などの口や口の周りの形態や機能の異常、顎の関節の病気、骨折を含む顔や口の外傷、口の渇きなどの唾液腺の病気です。
口腔外科専門医は、歯科医師(医師)免許取得後6年以上、学会認定の研修施設(准研修施設を含む)で口腔外科に係わる診療と研究に従事し、規定にしたがった難易度別の手術症例数、入院管理症例数および全身管理症例数の実績をあげた上で、①申請書類審査、②筆記試験・口頭試問、③手術実地審査に合格することにより認定され、資格取得後も継続的に研修実績を積むことが求められています。

〔口腔外科専門医を表すキーワード〕
親知らず 埋伏歯 膿瘍 顎骨炎 顎骨壊死 顎顔面外傷 歯原性腫瘍 口腔がん 口唇裂口蓋裂 顎変形症 口腔粘膜疾患 嚢胞 唾液腺疾患 顎関節疾患